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〔米株式〕NYダウ続伸、176ドル高=ナスダックも高い(12日午前)
1/13(木) 0:30配信

 【ニューヨーク時事】12日午前のニューヨーク株式相場は、米消費者物価統計がほぼ予想通りの内容となったことを受けて、米金融引き締めへの過度の警戒感が和らぎ、続伸している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比176.76ドル高の3万6428.78ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が139.40ポイント高の1万5292.85。
 米労働省が朝方発表した昨年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.0%上昇。変動の激しい食品とエネルギーを除いた指数も5.5%上昇し、それぞれ1982年6月以来39年半ぶり、91年2月以来30年10カ月ぶりの高い伸びを記録した。新型コロナウイルス危機から景気が持ち直す中、インフレ高進が続いていることを示す内容で、連邦準備制度理事会(FRB)が想定より早い時期に、速いペースで利上げやバランスシートの縮小に取り組むとの観測を後押し。ただ、市場はこうした数値をほぼ織り込み済みで、堅調な寄り付きとなった。米長期金利の上昇が一服し、高成長株への買い戻しも入っている。
 個別銘柄を見ると、ボーイング、キャタピラー、化学大手ダウなど、景気敏感株がダウ平均の上昇をけん引。半面、バイオ医薬品大手バイオジェンは9.8%安。エーザイと共同開発したアルツハイマー病治療薬の保険適用について、米当局が対象を大きく絞る指針案を発表したことが重しとなっている。

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