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NY外為市場=ドル横ばい、米指標はインフレ高進を示唆

[ニューヨーク 13日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが横ばい。朝方発表された4月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は大きく上昇し、インフレ高進の兆候を改めて示唆した。

米PPIは前年同月比では6.2%上昇と、3月の4.2%から加速し、2010年の統計改定以来の大幅な伸びとなった。

12日発表された4月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)も、総合指数が前年比4.2%上昇し、08年9月以来、約12年半ぶりの大幅な伸びを記録した。

アクション・エコノミクスのグローバル為替分析のマネジングディレクター、ロナルド・シンプソン氏は「堅調なPPIによる市場への影響は、前日のCPIほどではなかった」と指摘した。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数はほぼ変わらずの90.741。

ユーロ/ドルは0.05%高の1.2076ドル。

ドル/円は0.26%安の109.48円。

米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は13日、物価の伸びが向こう2年間、2.25─2.5%の間で推移するとの見通しを示しつつも、金融政策の変更を検討する前に「さらに数カ月分のデータ」が必要だという考えを示した。

リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米景気回復が軌道から外れないようにするためには、人々に労働参加を促すことが重要になると表明した。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.47%安の4万8632ドル。

米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が12日、テスラ車の購入でビットコインを使った支払いを認めない方針を示したことを受け、ビットコインは一時17%急落した。