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ポンド円を極めるためのメモ帳の掲示板

 本日のロンドン為替市場のポンドドルは、英国の雇用統計に注目する展開となる。

 英国では、7月から9月末にかけて、政府が企業に対して、従業員の賃金の一部を補助する一時帰休スキームの段階的廃止が進められており、スキーム終了に伴う雇用情勢の悪化が警戒されており要注目となる。
 また、8月のイングランド銀行金融政策委員会(MPC)では、年末に向けて週平均賃金が上昇するとの予想が示されていたものの、7月の週平均賃金の予想は+8.2%で、6月の+8.8%からの低下が見込まれている。
 今週は、北アイルランド議定書を巡り、セフコビッチ欧州委員会副委員長とフロスト英担当交渉官による電話会談が予定されており関連ヘッドラインに要注目か。

 ユーロドルは、欧州中央銀行(ECB)理事会でパンデミック緊急資産購入プログラム(PEPP)の減額ペースが決定されたことは買い材料だが、ラガルドECB総裁が「テーパリングではなく微調整」と発言したことで上値が重い展開となっている。月額800億ユーロから600-700億ユーロへの減額が示唆されていることで、ECB高官の発言には要注目となる。

想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・転換線の1.1840ドル、ユーロ円は一目・転換線の130.17円。ポンドドルは一目・雲の上限の1.3910ドル、ポンド円は9月10日の高値の152.64円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・基準線の1.1787ドル、ユーロ円は9月13日の安値の129.59円。ポンドドルは一目・転換線の1.3810ドル、ポンド円は一目・雲の下限の151.79円。