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 先週の3日金曜日に、「東京証券取引所は投資家の利便性を高めるため、1日の取り引きの終了時間を今より30分延ばす方向で最終的な調整に入った」「3年後の実現を目指す方向」と報じられました。

 この取引時間延長について為替市場はどの程度影響を受けるかは、30分日経株価の動きを見る時間が増えるだけという印象しかありません。と、いうのは元々東京の為替市場は前場が9時から12時まで、後場が13時半から15時半までというのが暗黙の取引時間です。(時代とともにこの取引時間も曖昧にはなっています。)

 昔はこの時間(9時から12時、13時半から15時半)以外は東京の銀行間でのダイレクトディール(銀行間相互でブローカーや電子ブローキングを通さずに直接取引すること)は行わないような取り決めをしていた銀行も多々ありました。また、ボイスブローカーは現在も9時には「おはようございます」、13時半には「後場もよろしくお願いします」、12時と15時半には「おつかれさまでした」などの挨拶があり、それぞれ一区切りをしています。よって、東京の15時は日本の株式市場が終了することと、オプションの東京カットがあること以外は為替市場には関係のない時間でした。むしろ、オプションのカットオフタイムが15時なので、その時間はオプション行使次第では取引が活発になることもあり、15時に取引終了などできるわけがない時間です。

 24時間開いている為替市場ですが、どこかで本日の締めを決めない限り収益が確定できないので、15時半に閉めの作業を行う銀行が多くあります。また、システム上の一時的な閉め作業は17時に行う銀行が多くあり、為替市場の東京の終了時間は15時半もしくは17時とみなしているところが多いです。よって、繰り返しになりますが、株式市場の終了時間が30分延長された場合でも、為替市場への影響は限られていると言えそうです。