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今週の為替相場で注目されるのは、日米を含めた世界株高の行方だ。
前週からは国内外でコロナ感染が再増加となってきたが、株式市場ではリモート特需や巣ごもり消費の再拡大思惑などが株高を支援している。さらに米大統領選のとりあえずの終了による不確実性の後退や、米国での政権交代方向を受けた貿易戦争の緩和期待、各国での年末商戦への期待感などが株高を後押しさせている。

今週以降も株高が持続すると、安全逃避の後退が全般的なドル安の材料となる。ただし、対ドルでの欧州通貨高(ユーロ、ポンド、スイス・フランなど)や資源国通貨高(豪ドル、NZドル、カナダ・ドル、南アフリカ・ランド、メキシコ・ペソなど)により、対円ではこうした通貨が下支えされやすい(クロス円の円安)。ドル/円はドルの上値の重さが続く中で、全般的なドル安の圧力とクロス円での円安との綱引きが想定される。

一方で世界株高が調整下落に転じると、リスク選好相場が一服。対円以外でドルが反発となるほか、円相場はクロス円主導での円高と外貨安が意識されそうだ。

調整株安の材料としては、内外での一段の感染増や経済制限の拡大、コロナ・ワクチン開発の失望、米トランプ米大統領の敗北宣言「大幅遅延」と米国の政治空白リスク、米国の追加経済対策難航、米国を中心とした長期国債金利の急上昇(安全逃避後退、債券価格は急落)といった要因が注視される。米国では26日に感謝祭休場が控えており、各種投資家による年末決算対策とあいまって、一旦の利益確定売りやヘッジ売り、ポジション手仕舞いの広がりも焦点になる。