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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2019/09/15〜2019/09/17

>>147

ナマズに嵌められたSBG
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借入金増、財務は変調 前沢氏の保有株買い取り
893文字
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成長イメージが強いZOZOだが借入金が膨らむなど財務は変調している。前沢友作前社長は銀行から融資を得るために保有するZOZO株を担保に差し出しており、マネーの動きからは異なる側面が見える。
2019年3月期は連結純利益が159億円と前の期比で21%減り、1998年の設立以来、初の減益決算に陥った。財務も悪化し、同期末の現預金は215億円と約30億円減少。売掛金は274億円と20億円膨らんだ。業績悪化に加え、顧客が支払いを2カ月遅らせられる「ツケ払い」サービスが影響したようだ。
18年5月23日に総額244億円の自社株買いを実施し、前の期はゼロだった短期借入金が19年3月期末では220億円になった。この結果、自己資本比率は57.7%から28.6%へと大幅に低下。借入金を加味した「ネットの現預金」は小幅のマイナスになった。
この自社株買いは前沢氏からの買い取りが大部分を占めた。大量保有報告書によると前沢氏は18年5月23日に600万株を売却した。自社株買い全体(約635万株)の約95%に相当し、金額は約230億円にのぼる。
1株あたりの買い取り価格は3845円。当時の高値に近い価格だった。自社株買いは企業が自社の株価が「過度に割安」と判断したときに実施するのが普通だ。
前沢氏は高額な絵画などを購入する一方で、保有するZOZO株を銀行に担保として差し出していた。大量保有報告書によると、保有株の9割弱が一時は担保となっていた。8月提出分の大量保有報告書でも同比率は6割弱を保つ。
株式を担保にした融資は、株安が進むと追加担保の差し入れや早期の返済を迫られ、あるいは担保となっている株式を処分される可能性もある。
ZOZO株は業績悪化を受けて低迷していた。ヤフーによる買収が明らかになる直前の11日の終値は2166円。18年7月に付けた上場来高値(4875円)の半値未満になっていた。
前沢氏は12日の会見で、ヤフーへの保有株売却と「借金は関係ない。強く違う」と述べた。ヤフーはZOZO株を1株あたり2620円で買い取る。この価格で前沢氏は保有株の大半を現金化し、経営から退く。
(鈴木孝太朗)