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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2019/06/04

>>1574

大雑把な理解なのですが、19年度に計上される利益1兆2千億円とは2取引で分けて考えると
 7,400+4,600=12,000

A.株価変動リスクに備えるために利用したデリバティブ取引に係る仕訳
(デリバティブ金融負債)7,400億 (デ金融負債戻し益) 7,400億 ※1
 ※1 2019年3月末時点では749,846 百万円で連B/Sに計上 
   日経新聞では7,400億円だとか。

B.本契約の決済額 66 億米ドルと決済に用いられたアリババ株式 73 百万株の連結簿価との差額に係る取引の仕訳
(株式先渡契約金融負債) 7,300億 (アリババ株式)  2,700億 差額
                 (株式売却益)   4,600億 ※2
 ※2 2016年度に2300億円が計上済み、当年度は4600億円が利益計上。

 日経記事を読むと損失部分は過去に計上済みだとか。
 1兆2000億円の利益は3兆2000億円(2020年3月度四季報予想)に既に反映済みの可能性は大いにありますね。

①ソフトバンクG、アリババ株関連で利益1.2兆円
2019/6/4 21:00
 ソフトバンクグループ(SBG)は4日、保有株の一部を売り出していた中国・アリババ集団の株式売却が完了したと発表した。2019年4~6月期の連結決算に売却益や関連する金融派生商品の取り崩しで税引き前利益に計1兆2000億円を計上する。現金の出入りは発生しない会計上の利益になる。3年前に始めた一連の取引でSBGが手にした利益は約6900億円になる。

SBGは16年6月、アリババ株の売却などで100億ドルを調達すると発表していた。34億ドル分はアリババや投資ファンドに株を売却し、17年3月期に約2300億円の売却益を計上した。

66億ドル分は金融派生商品を使って調達した。SBGはほぼ同額の現金を16年に手にしている。会計上の利益は金融派生商品が決済される19年に計上される。

19年4~6月期に計上した売却益は約4600億円になった。3年前に計上した利益とあわせアリババ株の売却益は計6900億円で確定した。

一連の取引開始前の16年3月時点で約32%だった保有比率は26%に下がる見通し。アリババは引き続きSBGの持ち分法適用会社になる。

今回は金融派生商品の取り崩しに伴う利益7400億円も計上する。アリババ株の価格変動リスクを抑えるために金融派生商品を使っていた。

金融派生商品ではアリババ株の値動きにより過去に損失が発生している。過去の損失と通算すると金融派生商品で発生した損益は、ほぼトントンになった。

②IRより
 本契約は、決済時に受け渡されるアリババ株式数のキャップ及びフロアを設定するカラー取引の組込デリバティブ(以下「本デリバティブ」)を含むため、本契約に関し、当社の連結財政状態計算書において株式先渡契約金融負債 730,601 百万円及びデリバティブ金融負債(注1)749,846 百万円(いずれも 2019 年 3 月末現在)が計上されています。本契約が決済されたことに伴い、当社は、2020 年 3 月期第1四半期連結決算において、売却益相当額(本契約の決済額 66 億米ドルと決済に用いられたアリババ株式 73 百万株の連結簿価との差額)及びデリバテ
ィブ金融負債の取り崩しによる利益等、合計約 1.2 兆円を税引前利益として計上する見込みです。なお、当該利益は非資金利益です。