ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2016/07/19

ソフトバンク
孫社長一問一答「１０年前から買収候補」
毎日新聞　2016年7月19日　23時31分（最終更新　7月19日　23時32分）

ＡＲＭホールディングス買収

　ソフトバンクグループの孫正義社長は１９日夜、東京都内で毎日新聞のインタビューに応じ、ＡＲＭ（アーム）ホールディングスの買収について「１０年前から候補として何度も出ていた」と明らかにした。主な一問一答は次の通り。【聞き手・川口雅浩、田口雅士】

　−−ソフトバンクグループの株価が一時、１１％下落するなど市場の反応は厳しい。どう受け止めるか。

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　◆毎回のことだ。大きな投資をすると必ず一度は株価が下がり、その後回復する。ＩｏＴ（モノのインターネット）というパラダイムシフト（枠組みの大転換）だから、多くの人から見ると危なっかしい。価値がすぐには伝わらない。それは仕方ない。

　−−有利子負債が巨額で投資家にとっては重しになっている。

　◆（企業への投資で）有利子負債の額に相当するレベルの上場株式や預貯金を持っている。実質的には無借金だと思っている。

　−−英国の欧州連合（ＥＵ）離脱決定でポンド安が進んだことが影響したか。

　◆偶然だ。（離脱決定から買収発表の前までに）ポンドは１５％下がったが、アームの株価は（ドルで得た収入のポンド換算の利益が膨らむため）１５％上がっている。差し引きの影響はゼロだ。

　−−最近、アリババ株などの売却益を得た。アームの買収計画があったから資金を準備したのか、資金の準備ができたから買収を提案したのか。

　◆両方だ。ある程度の資金を用意しないと、買収を検討するにしても正式に相手に提案したら短期間で決めていく必要がある。我々の買収の下準備としては現金を準備しないといけない。相手が話に乗ってくれなければ単純に借金の返済に回すことだったと思う。他の買収候補も常に複数を検討しているから、別の相手にいったかもしれない。常に複数を検討している。アームも１０年前から常に候補として何度も出たりしていた。