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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 〜2015/04/15

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コンプライズ 強く買いたい 2014年5月22日 10:38

孫氏の野望へ神風か AT&TがディレクTV買収
ITジャーナリスト 小池 良次(Ryoji Koike) ( 2014/5/22 7:00 記事保存

 米国で「ソフトバンクがTモバイルUS買収をいつ発表するか」という話題に関心が高まっている。ソフトバンクがTモバイルUSと買収交渉を進めていることは今や公然の秘密。最大の障害は米国政府による承認だが、現地時間18日に発表された米通信業界2位のAT&Tによる衛星TV放送トップ「ディレクTV」の買収が、新たな追い風となりそうだ。場合によっては1~2カ月の間に正式に買収発表される可能性がある秒読み段階に入った。

■買収にかけるソフトバンク


 今回のAT&TによるディレクTV買収は、TモバイルUSを買収したいソフトバンクにとっても好材料となる。米国政府が政策の柱にすえてきた携帯業界4社体制は、放送と通信を分ける「垣根行政」を意味する。その一方で、米国政府は放送と通信の相互参入を促す「脱垣根行政」を促してきた。TWCおよびディレクTV買収は、この矛盾する米国政府の態度を問い直すことでもある。

 (中略)仮にTWCやディレクTVの買収を認められれば、米国政府が放送と通信を一つの市場とみて「競争政策の見直しをおこなう」ことを意味する。それは携帯業界4社体制という行政指針の見直しにもつながり、ソフトバンクのTモバイルUS買収も承認される可能性が高まる。逆に、ソフトバンクのTモバイル買収が成功するかどうかは、今年秋と予想されるコムキャストによるTWC、AT&TによるディレクTVの大型買収が政府承認を得られるかにかかっている。ただ、連邦司法省や連邦通信委員会レベルで、こうした96年改正通信法の解釈に関わる変更を判断する可能性は低い。

 とはいえ、経営不振にあえぐスプリントを抱えるソフトバンクは、Tモバイルを買収して前進するしかないところまで追い込まれている。たとえ、失敗して巨額の違約金をTモバイルに払うことになっても、ソフトバンクに「買収しない」という選択の余地は残されていない。

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO71509810Q4A520C1000000/?df=3