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新型肺炎/ハイシンク創研、工場の再稼働を遠隔支援 スマートグラス・ARで




2020/2/27 05:00


スマートグラスとARを用いた現場作業支援システム(イメージ)

【京都】ハイシンク創研(京都市下京区、巽雅幸社長、075・322・7088)は、スマートグラスとAR(拡張現実)を用いた現場作業支援システムを発売した。工場設備の点検や段取り替えなどの作業時にスマートグラスへ指示書を映して支援し、搭載カメラで作業を記録・管理できる。遠隔地の熟練者が作業状況を共有してアドバイスすることも可能だ。新型肺炎で停止した中国工場の再稼働を急ぐ日系企業などから注目されている。

価格は活用する機能や規模などで異なり100万円(消費税抜き)から。販売目標は当初、年20件に設定したが、今月中旬発売後の引き合いが想定以上に多く年50件に引き上げた。

スマートグラスは複数社の製品から選べ、クラウドとオンプレミス(自社システム)のどちらの環境でも利用可能。遠隔地の熟練者が同グラス越しに現場状況を共有し、作業者に音声や画像を使って指示・支援できる。

中国工場の生産再開を急ぐも、技術者が同国に渡航できないといった場合の遠隔支援の目的などで導入を検討する企業が多いという。

作業指示書と設備に付けた2次元コード(QRコード)をひもづけ、作業者は同グラスで読み込むと映し出されるマニュアルを参照に点検や段取り替えが行える。点検項目ごとで、作業を終えるたびに写真を撮ると、次の項目を映しだす仕組みで証跡が残せる。

ハイシンク創研は2016年設立で、中国IT大手、大連華信グループの研究開発会社。日系の現場向けソフトウエア受託開発中心で、独自商品は今回が初めて。親会社の中国全土のサービス網でシステムの導入や上位系システムとの連携などもサポートできる。巽社長はシャープの生産システム子会社の元社長。元シャープの技術者も在籍している。