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(話題の株)ヤマダ電、一時17%高 自社株買いを好感 2020/4/2 19:36
                    日本経済新聞 より
2日の東京株式市場で家電量販最大手のヤマダ電機株が4営業日ぶりに反発した。一時、前日比70円(17%)高の488円をつけた。前日の取引終了後に500億円を上限として自社株を取得すると発表した。株式需給の引き締まりを好感した機関投資家などから買いが集まった。
終値は470円と52円(12%)上昇し、東証1部の値上がり率ランキングで5位だった。売買代金も約4倍に膨らんだ。4月2日から2021年3月24日までに、発行済み株式(自己株式を除く)の約11%にあたる1億株を上限に市場で買い付ける。
自社株買いの発表は17年8月以来。新型コロナウイルスの影響で株価が下落してきたことなどを勘案し、株主還元の強化や資本効率の向上を図る。19年12月末の現預金は676億円で、手元資金は十分にあると判断した。市場からは「新型コロナの打撃を受けるなか、株主還元に資金を振り向けたことがポジティブサプライズだった」(マネックス証券の益嶋裕氏)との声があった。

もっとも予想PER(株価収益率)は15倍台と、同業のビックカメラ(9倍台)やエディオン(6倍台)と比べ割高感がある。

業績の先行きも不透明感が強い。新型コロナの影響で中国からの電気製品の輸入が滞れば、メーカーから製品の仕入れができなくなり品薄を招く。不要不急の外出を自粛する流れが強まり客数も減っている。家電や住宅設備の買い替えが控えられる可能性もあり「業績悪化の懸念があるため、上値は重そうだ」(楽天証券経済研究所の窪田真之氏)との指摘もあった。