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ブラック企業へのカウンターパンチ ストライキ!
佐々木亮 | 弁護士・ブラック企業被害対策弁護団代表
https://news.yahoo.co.jp/byline/sasakiryo/20140523-00035616/

さて、ストライキとはどういうものでしょうか。
他の言葉では「同盟罷業」(どうめいひぎょう)とも言いますが、「同盟? 罷業? なにそれおいしいの?」というくらいなじみがない言葉でしょう。
このストライキとは、一定数の労働者が同時に労務を停止することを言います。簡単に言うと、「みんなであえて働かない」ということです。

「ただのサボりじゃんかよ。許されないだろ、そんなの」と思うかもしれませんが、この行為は、憲法28条(「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。」)により保障されているのです。
ストライキが正当なものであれば、組合員は刑事処罰されませんし、損害賠償も受けませんし、使用者はストをしたからといって組合員に対して不利益な扱いをしてはいけません。
もちろん、「みんな、あえて働かない」という手段は経営者にとっては痛手です。
しかし、あえて経営者が痛手となるこの手段を取ることで、労働条件の見直しを迫るわけです。

ストライキのやり方には手順があります。
1)労働組合を結成する(又は入る)
原則として、労働組合のやるものです。
2)労働条件向上を目的としてスト権を確立する(組合員で直接無記名投票を実施して有効投票の賛成過半数で確立)
次に、スト権を確立します。これは選挙のようなものです。ストの目的を示しながらストライキをやるかどうか労働組合内で賛否を問うのです。
これで有効投票数の過半数となればスト権確立となります。やったぜ!
なお、既にスト権が確立している労組に入る場合は不要です(多くの労組は定期大会などでスト権を確立していることが多いです)。
3)事前通告する(しておいた方が無難。直前でもOK)
これは絶対条件ではありませんが、しておいた方が無難だと言われています。
4)物の破壊や暴力ご法度(当たり前)
さすがにこのような行為は正当化されません。
他にも団体交渉をしておくべきであるとか、諸々の話はありますが、おおまかには上記のとおりです。