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(株)ユニマット リタイアメント・コミュニティ【9707】の掲示板 2015/10/07〜2015/10/09

中心市街地型や恩返し型…、CCRCに多様なケース
第4回「日本版CCRC推進会議」から
2015年09月25日 00:00:00 日経デジタルヘルス 医療・健康・介護の技術革新で新産業を

次に、東京生まれ東京育ちながら、飲料会社の支店長として長崎県に4年間赴任し、遂には早期退職をして長崎に移住した方の事例を取り上げた。「支社長や支店長経験者は、地元をよく知っている。そして地元へ恩返ししたいという思いがある。加えて比較的、経済的に余裕がある。これは転勤族の恩返し型CCRCと言える」(松田氏)。長崎では地元大学の地域連携室長として職を得て、同地でセカンドキャリアを歩んでいる。

70代男性の例は「卒婚(ハッピー別居)」だ。退職後、離婚をせずに沖縄に移住し、週2日のミニマムな就労に従事。東京の自宅には約2カ月に1度帰る生活を実践しているという。「離婚するほど仲が悪くはないが、お互いの立場を認めて別居。これにより、以前よりも仲が良くなるらしい」(松田氏)。さらに、陶芸が趣味の50代単身女性が笠間焼で知られる茨城県笠間市に移住した例を挙げ、文化、芸術を軸としたCCRCもあるのではないかと語った。

 その他、「どこに住むかよりも、誰と暮らすか。同質性のある人が重要」(50代女性)、「シニアだけではなく多世代の要素が必要」(60代男性)、「二地域居住、プチ移住が現実的。まずは数カ月暮らせる仕組みがあれば」(50代女性)、「地元の高校に思い入れがあるので、高校連携型のCCRCなら考えてみたい」(60代男性)といった、日本版CCRCに対する期待の声を紹介し、次のように締めくくった。

「温泉とゴルフ場と病院は全国各地にある。これからはなぜわが街、わがプロジェクトが選ばれるかが大事になってくる。それから、イノベーターと呼ばれる1%の視点も重要。例えば最初にスマートフォンに飛びついたような人たちのことだ。団塊の世代は700万人とも言われるが、その中の1%である7万人が年間2000万円を不動産に使えば、1兆4千億円の市場になるのだ」

ttp://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/327442/092200009/?ST=ndh&n_cid=nbptec_tec00001