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 国土交通省の研究会で、都心の地下鉄延伸計画における経済効果の高さが公表され、計画の進展が現実味を帯びてきた。周辺地域の活性化期待で関連株に物色が及ぶ可能性がある。

 同省の交通政策審議会では、有楽町線の豊洲−住吉間と、南北線・三田線とつながる白金高輪−品川間の延伸計画についての調査結果が開示。どちらも事業の採算性が高く、競合路線もないと評価された。都心の地下鉄構想では、銀座と臨海部を結ぶ路線や、京急蒲田につながる新空港線などの計画もあり、訪日客増加に応じた都心のインフラ整備機運から次々と事業化されることも考えられる。

 こうした動きで恩恵を受ける企業としては、トンネル工事に強い前田建設工業<1824.T>や飛島建設<1805.T>のほか、建機レンタルでカナモト<9678.T>や西尾レントオール<9699.T>などが挙げられる。

 さらには、品川の利便性が高まることで、周辺に土地を持つ京成電鉄<9009.T>や西武ホールディングス<9024.T>、同地域に倉庫子会社を抱え、大井競馬場の施設も保有する東京都競馬<9672.T>が関心を集めそうだ。また、豊洲周辺では、再開発関連で巴コーポレーション<1921.T>やIHI<7013.T>にも注目したい。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS−EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2019-05-13 16:27)