東京テアトル(株)【9633】の掲示板 2015/06/15〜2016/10/19

ミモザの島に消えた母

モンサンミシェルが、満潮時には島になってしまう陸繋島であるのは有名だが、本作に登場するノアールムーティエというのも、そうした島のようだ。

３０年前、この島で母を亡くした兄と妹が死の真相を探り出す物語。同性愛の問題を絡めてあり、謎の作りが巧みであるが、やや間が長すぎ、登場人物が怒鳴りすぎであった。

一時代前の仏映画なら、独軍占領を謎解きの仕掛けに使うのが常道であったが、その時代も、はや過ぎ去ったようだ。