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北海道ガス(株)【9534】の掲示板 2019/10/25〜

NY原油、一時50ドル割れ 1年1カ月ぶり
中国需要減を警戒
国際
2020/2/4 5:25
832文字

LNGはあまってる。買い手市場 LNG価格は 原油に連動
その他

一時、1年1カ月ぶりに50ドルを割り込んだ=ロイター
【NQNニューヨーク=岩本貴子】3日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4日続落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前週末比1.45ドル安の1バレル50.11ドルで取引を終えた。新型肺炎の拡大を受けて中国の原油需要が減っていると伝わり、売りが優勢になった。

  • >>199


    静岡ガスは18年、約1500万円を投じてコンテナ用のLNG充填設備を導入した。LNGは通常、7万トンを積載する大型船で運搬する。18トンのコンテナを使う背景には、中国で小分け販売ニーズがここ2~3年で高まっていることがある。
    中国ではパイプラインがない地域が多く、LNGをコンテナに詰めてトラックや小型船で運搬するガス会社が多い。今後は事業者や自治体がガスの貯蔵設備を一定量保有することが義務付けられる予定で、貯蔵用のコンテナ需要も増えそうだ。
    静岡ガスは県内の工場閉鎖などでガス需要が減少。長期契約で年約120万トンを買い付ける一方で、国内販売量は年100万トン程度にとどまる。毎年10万~20万トンが余る計算だ。中国などの細かい需要をかき集め3年後には年10万トン程度をコンテナで販売したい考え。
    福岡市の西部ガスも19年、中国向けLNGをコンテナで試験販売した。三井物産が営業などで協力した。西部ガスも長期契約でLNGを買い付けているが、自由化で九州電力が都市ガス小売りに参入し顧客を奪われている。「買いすぎたLNG」を中国に転売する。
    LNGの長期契約では一般的に、契約で定められた量を引き取らなければ違約金を支払う。このため需要が減っている日本企業はコスト増加を抑えるために転売する必要がある。需要減少が著しい地方のガス会社の間ではその傾向が顕著だ。
    関連ビジネスも伸びている。三菱商事が手掛けるLNGの売買取引(トレーディング)事業では、日本の電力・ガス会社から余ったLNGを買い取り、ペトロチャイナ、中国石油化工(シノペック)、中国海洋石油(CNOOC)の「中国三大メジャー」に転売する取引が増えているという。
    三菱商事は13年からトレーディング事業を開始したが、短期・スポット取引は18年度に17年度比3倍の300万トン弱と伸びた。2年前に約20人だったトレーディング体制は日本企業として最大級の約80人まで拡大。スポット取引の事前合意書を60社以上と締結し、アジアの潜在顧客と新規の締結交渉もしているという。