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拝謁記を読めば明らか。吉田はもとより政治が、あらゆるものの機会を利用して政権を握ろうとしていたか。神聖にして犯すべからず、国民を動かす機関として天皇制度を用いた。赤紙、大陸侵攻、連合国との戦争、本土決戦、特攻隊など部分部分をもまされてきた国民として、あまりに残酷な利用だった。

> 昭和天皇が戦後、戦争への後悔や退位の可能性に繰り返し言及していたことが、19日公開された初代宮内庁長官の故田島道治による昭和天皇との詳細なやりとりを記した資料から明らかになった。戦前の軍隊を否定しつつ改憲による再軍備の必要性にも触れた政治的発言を、田島がいさめた様子が残されていた。資料は手帳やノート計18冊。田島は「拝謁記」と題していた。