IDでもっと便利に新規取得

ログイン


ここから本文です

ただ、売上高が前年比62・5%減の7400億円、純損益が5100億円の赤字とする予想は、今回変更しなかった。昨年9~12月の国内旅客需要が計画を上回ったうえに、自動車や半導体関連を中心に荷物の運送の引き合いが好調で、この3カ月間の国際貨物収入は過去最高だった。福沢氏は、これらの収益の蓄積によって、今年1~3月の旅客需要が多少下ぶれしても補えそうだとする現時点の見通しを示した。
また、社員の給与削減など費用カットに取り組み、毎月の現金流出はピークだった昨年春と比べると抑えられてきている。当面の資金繰りにもめどをつけており、昨年6月までに借り入れや融資枠で約1兆円を確保。秋以降には、一部が資本とみなされる「劣後ローン」で4千億円を、増資で2960億円をそれぞれ調達することで、借金と自己資本のバランスもひとまず安定的な水準を保っている。自己資本比率は、旅客需要の減少が続いているにもかかわらず12月時点で31・9%と比較的高い。