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(株)東栄リーファーライン【9133】の掲示板 〜2015/04/28

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nar***** 強く買いたい 2015年4月23日 23:49

ケミカルタンカーの話よく理解していなかったので、ちょっと調べてみました。船舶貸渡事業の船は、下記の船かと思います。
http://www.toeireefer.co.jp/shanghai/shanghai.html

2008年竣工となっています。その頃は海運市況が極めてよかった時期かと思います。その流れにのって東栄リーファーラインも同事業に参入したのでしょう(安易ですね)。ただ、その後、海運市況は厳しい状況が続いているようです。

船舶貸渡事業は直近の決算でも赤字のようです。あまり詳しくありませんが、常識的に考えてケミカルタンカーはマグロの冷凍輸送船などに比べると差別化要素が小さく、市況に左右されやすいビジネスだと思われ、同事業は構造的な赤字に陥っているものと推察されます。

規模の小さい東栄リーファーラインのような企業が、そのようなコモディティビジネスのような領域で商売してうまみがあるとは思えません。市況が大幅に回復するようなことがあればいいのでしょうが、船の数が多すぎて需給バランスが崩れてこの状況なのでしょうから、この先数年でそうそう容易に市況が回復するとも思えません。よって、個人的にはこのような不採算事業(=船舶)は売却してしまったほうがよいかと思います。負の遺産は、早めに精算するのが一番。景気がいいならなおさらです。

2008年に建造費36億円かけていますが、下記のとおり2012年に約5億円減損し、そこから3年たっています。
http://ir.toeireefer.co.jp/pdf/toeireefer20120501_1.pdf

この船の償却期間が何年かわかりません。以下を見ると、どのカテゴリにあてはまるのかわかりませんが、長くても15年かと思います。
http://tool.yurikago.net/584/tool/

そこから推測するに、すでに20億円くらいは償却していて、現在の簿価は15億円程度ではないでしょうか。この船を売却するとして、いくらで売却できるかが鍵ですが、売るとすると数億円は簿価を下回る気がします(この辺は完璧に推測です。見当違いでしたらゴメンナサイ)。

業績見込みが営業利益、経常利益の進捗が約80%なのに対し、最終利益がほぼ100%なのも気になるといえば気になります。通期決算発表で、営業利益と経常利益が100%を超えるあたりまでいって、ケミカルタンカーの売却損を特損で落として最終利益も100%近辺で着地というのはあり得るシナリオかと思います。全般に進捗がいいので、当期利益で軽く業績見込みを超えてくるかと思っておりましたので、上記の予想が当たってしまったら少々残念な気もします。

ただ、その場合、今期から年間数千万円の利益浮上効果があると考えられます(これも推測です)。であれば、個人的には思い切って売却してしまえばよろしいかと思います。

今日は指値していましたが買えませんでした。そろそろ反発してほしいですね。

頑張れ東栄リーファーライン☆