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(株)カチタス【8919】の掲示板 2019/05/14〜2020/09/21

元がやすらぎと見ると買えないって視点はとても面白くて、本当にその通りなんだよね。

「やすらぎ」は「日本全国全テノ競売物件ヲ落札セヨ」っていう天上人かよっていうワンマン社長が経営していて、ただ競売市場が競合他社がどんどん入ってくる市場になり、価格が余りにも高騰しすぎたことで、やすらぎは常に赤字を垂れ流す会社になってしまった。(ちなみにやすらぎ時代の社長は、凝りもせず最近になって全く同じビジネスモデルで地元で再度独立し、あんまり上手くいっていないようだw)

そこをA&PがM&Aで買収し、スーモ出身の新井社長や現経営陣を役員に任命し、「仲介会社との連携強化・ブランドイメージ向上によるエンドからの仕入れ強化」を目標に競売仕入れからの脱却を図り、そしてそれに見事成功し、仕入れ価格を抑制することで、ここまでの利益率のビジネスモデルに成長させた。

だから「やすらぎ」をカチタスの根幹としてみてしまうと、確かに「こんな会社に投資なんてしてられっか!」って、本当に誰もがそう思っちゃう。ただ、「カチタス」は完全にやすらぎ色を全て廃棄処分して、ビジネスの根幹部分を総入れ替えして、全く新しい、素晴らしい超高成長企業として運営されている。


つまり、この「カチタス」に限らず、万年赤字なクソ会社が、経営陣が変わって、仕入れだったり、販売だったり、ビジネスモデル全般だったりを総入れ替えして出発した企業とかは、当初は前の会社の呪縛を引きずるから割安な株価が再上場するしかないが、会社の成長率や新しいビジネスモデルが評価されてくるとカチタスのように2,3年で倍、3倍と株価を増幅させる可能性があるということだ。

とても良い勉強になったので、そういう観点で再上場企業のビジネスモデルの再鑑定をしていくようにしようと思ったよ。