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(株)RISE【8836】の掲示板 2016/05/12〜2016/05/25

>>1017

虎ノ門「新時代」へ おしゃれに変身中
2016年05月25日
 ◆地元企業や老舗、再開発に期待

 新橋と虎ノ門を結ぶ「新虎通り」で都が進めている歩道の整備が、6月中にも完了する。2020年の東京五輪・パラリンピック開催時には、沿道にオープンカフェなどが並ぶおしゃれな通りに変貌する予定だ。2年前に複合高層ビル「虎ノ門ヒルズ」が建ち、長らく開発から取り残された新橋―虎ノ門エリアでは新たな街づくりが進行中で、地元の老舗や企業の期待は高まっている。

 「ようやくこの地域に光が当たるようになった」。新虎通り沿道にある1912年創業の和菓子店「新正堂」3代目、渡辺仁久よしひささん(64)は、うれしそうに話す。同店の名物は、最中もなかからあんがはみ出た「切腹最中」。忠臣蔵の浅野内匠頭たくみのかみが切腹した屋敷の敷地内に店があったことから、渡辺さんが考案した。渡辺さんが先代から店を継いだのは90年頃。客の多くがビジネスマンだったため、バブル崩壊で打撃を受けたが、自ら営業活動して踏ん張ってきた。

 虎ノ門ヒルズを手がける森ビルの辻慎吾社長は4月13日の記者会見で、さらに3棟の超高層ビルを建てると発表し、「世界有数のビジネス拠点と東京の玄関口を目指す」と語った。「外国人が最初に食べる和菓子になるかもしれない。『この程度か』と思われないようにしないと」。渡辺さんは4年後に向け、今後も斬新な商品を開発していくつもりだ。