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  • >>376

     岡藤日産証券ホールディングスの前21年3月期は、営業収益が77億円(前々期28.5億円)、営業利益5.8億円(同赤字2.23億円)となり、営業収益が2.7倍、営業黒字転換。純利益は15.87億円(同0.89億円)へ急増した。配当は期末に3円実施し(中間配0)、復配する。

     前期の業績が様変わりになったのは、20年10月1日付けで日産証券と経営統合したため。日産証券は統合前に第一商品の主力事業の商品先物取引受託事業を譲受していたため、経営統合後の下期は岡藤HDに日産証券、第一商品の業績が上乗せされ、これが営業収益、営業利益を押し上げることになった。純利益の急増も経営統合によるもので、この統合が企業結合会計上の逆取得に該当し、日産証券(取得企業)による岡藤ホールディングス(被取得企業)の取得原価が、受け入れた資産および負債に配分された純額を下回ったことで、のれん益が10.53億円計上された。他に事業譲渡益2.33億円、投資有価証券売却益1.4億円と合わせ特別利益が15.7億円にのぼったのが大きかった。

     今22年3月期は、前期の下期、つまり岡藤HD、日産証券、第一商品の合算分が上期から業績カウントのベースになる。これに統合効果及び今期の株式、商品市況の変動に対応した結果が加減されることになる。現状は株式、商品とも市況が高原状態でボラティリティ(変動率)も大きくないままだが、それでも今期は少なくとも前下期業績の2倍前後の水準は確保できる公算で、前期との比較で言えば営業利益はほぼ倍増の水準になる。