マネックスグループ(株)【8698】の掲示板 2021/09/18〜2021/09/22

◇株、政策論争が支えに・マネックスの広木氏　３万0500円程度まで上昇余地
　広木隆・マネックス証券チーフ・ストラテジスト　17日の東京株式市場で日経平均株価は反発しそうだ。短期的な調整を経て日本株は過熱感が和らいでおり、買いが入りやすい。３万0500円程度まで上昇余地があるとみている。前日発表の米小売売上高やフィラデルフィア連銀製造業景況感指数は良好な結果だった。前日の米株式相場は高安まちまちだったが、このところ良い経済指標が目立ち米景気の悲観的な見方が徐々に修正されるだろう。

　きょう告示の自民党総裁選を巡っては野田聖子幹事長代行が16日夕に出馬を表明し、岸田文雄氏、高市早苗氏、河野太郎規制改革相の４氏で争う構図が固まった。政策論争が活発化するのは日本株の支えになる。どの候補が勝利しても積極的に新型コロナウイルス対策や景気対策に取り組む姿勢は変わらない。今秋の衆院選で自民党が公明党との連立で勝利するとの見方も固まりつつあり、日本株の方向感は上向きだ。

　中国恒大集団の債務問題に対する懸念から16日の香港株式市場でハンセン指数が年初来安値を更新した。ただ、現時点では投資家心理の悪化を通じて国内外の株式相場の重荷となっているにすぎない。世界の金融市場に影響が広がった2008年のリーマン・ショックほどのインパクトにはならないとみており、相場への影響は短期的だろう。

〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕