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東洋証券(株)【8614】の掲示板 2015/04/29〜2019/09/20


日経新聞 2019.09.17


「グロース株が高いなりにも買われ、バリュー株が売られていたのにはそれなりの理由がある」。こう話すJPモルガン証券の阪上亮太チーフ株式ストラテジストはバリュー株懐疑派の筆頭だ。「景気と企業業績の回復がなければバリュー株の上昇は一時的なものにとどまるが、今回もそのパターンだろう」という。

2000年以降におきた15回のバリュー株の反騰局面ではグローバル製造業PMI(購買担当者景気指数)が半年間で1ポイント以上上昇した「景気改善局面」とそうではなかった「景気悪化局面」で株価上昇の持続性に大きな差が出た。阪上氏は今回は後者だとみており「すでに反転は8~9合目まで終わった」と指摘する。

17年以降、今回の突然の反転が起きるまでバリュー株は2年以上にわたり下がり続けてきた。パフォーマンス(運用成績)の低下でバリュー運用の投資家の多くは淘汰され、多くの機関投資家はバリュー株をほとんど持っていないのが現状だ。それだけにプロたちの間では「今回の反転は一時的にとどまる」という懐疑派が多数を占める。