ここから本文です

S&Pは野村HDを「BBB+」に引き下げ、市場環境厳しく


格下げにより資金調達コストが増えるなどの事業への影響も

邦銀の長引く低収益状況が、激しい競争に置かれた野村HDにも影響

米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは2日、野村ホールディングス(HD)の長期発行体格付けを「A-」から「BBB+」へと1段階引き下げたと発表した。格付け見通しは「安定的」としている。格下げにより、資金調達コストが増えるなど事業に影響が出る可能性がある。

  発表資料によると、邦銀の長引く低収益の状況が銀行システムの安定性に対するリスクを高めているとみており、激しさを増す競争に置かれた野村HDなどはその影響を受けるとの見方を反映した。


一方、野村HDをすでに投機的等級の3段階上である「Baa1」としている米格付け会社ムーディーズは昨年11月、「収益力が弱まり不安定さを増した」として格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げている。