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オリコ株価を決めるのは河野社長の決断しだいです。オリコ株価を予測するには河野社長の力量を良く見れば分かります。大きな組織を持つ企業の管理職経験者ならば分かることであるが、河野社長はエリート銀行マンであり、強者が激闘する銀行の大組織の中で勝ち抜いてきた逸材である。組織の中でトップに立つことが人生の生甲斐に感じる特質の人間である。よって失敗は命取り、慎重堅実な経営がモットーである。出世のためには組織内外からの批判を受けない様に気配りして立ち回る上手さが必要である。悪く言えば組織内の目を気にしてリスクを嫌い冒険はしない。つまりサプライズは無い。リスクを恐れず、側近の反対も押切、突き進むカリスマ経営者とはかなり違う。
河野社長は日本経済新聞に「復配が一番の優先課題になる」と言いながら、「いつ復配するとは言えないが、復配が新しいオリコのスタートラインになる」と述べている。さすがエリート銀行マンである。明確な復配時期を発表していない。カリスマ経営者ならば市場にアピールして株評価を高めるためにリスクを恐れずに復配○○円、今期復配とかサプライズを発表していただろう。オリコはJPX400銘柄になり優良株に格上げされたが株価の反応は限定的だった。オリコが長期に渡り人気がなく株価が低迷している理由は地味で目立たない経営者ばかりで人気経営者がいないことにある。マスコミに多く顔を出してアピールする。投資家に希望を与える劇場型の経営者が好まれる時代である。
河野社長が就任してから「攻めのフェーズに移る」と強調したり、「復配が一番の優先課題になる」と言ったり
カリスマ経営者に近い興味を引く発言をしているので期待はしているが、実行はまだである。社長就任から日が浅く世間にあまり知られていない河野社長が口先だけなのか、本当に実行力があるのか様子見の投資家が非常に多い。実行してからオリコに投資しても遅くないと考える投資家が多い。
河野社長の特質から読み解くと復配の意向はあるが1Qの会計データーでは復配発表の確信が持てない。3Qの会計データーで今期の純利益と過払い金返還の正確なデーターも揃う。その時期が復配発表の可能性が高い。
河野社長はリスクを恐れず、最後の人生をかけて大胆な積極的経営をして欲しい。老齢株屋の本音