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オリコの1Qの業績が良い流れで増益の期待が大きい。1Qの利益から利息返還損失引当金を36億円繰入れたが、それでも純利益270億予想を変えないところが、今までにない経営者の自信が感じられる。36億円繰入しなければ純利益300億予想と思われる。河野社長はI種優先株を買入れ償還することが最重要な経営課題である。利益余剰金が1400億円になった時点にI種優先株を買入れ償還する。買入れ償還の後に復配すると度々断言している。2016年3月末の利益余剰金は1185億円で残り215億である。
2017年3月末に純利益270億予想と同じであれば、利益余剰金は1455億円となる。2017年3月末には
I種優先株を買入れ償還することが確実である。注目点はI種優先株を買入れ償還しても、55億円余る。2円復配予想で34億円の出費であり今期復配の可能性が高い。来期は過払い金が無くなるので大幅増益となり純利益380億を予想する。来期の配当は8円予想する。
みずほ銀行としてもI種優先配当金が無くなるので、オリコの49%普通株を持つみずほ銀行は普通株の配当金を要求するだろう。また、みずほ銀行の狙いはオリコのI種優先株を買入れ償還と復配を促すことで、オリコの株価を大幅に高めること。海外が注目して青い目の巨大クジラも群がって来る。オリコ株価が急騰すればみずほ銀行の保有有価証券評価額も高まりプラスとなる。
マイナス金利に苦しむみずほ銀行は新たなビジネス開拓としてその1400億円をフィンテック企業買収に充てると思われる。河野社長が海外事業を含めた成長戦略としてみずほ銀行とフィンテックでの連携をスピードアップさせると強調した裏には明らかな戦略がある。
今後はオリコは仕手株から優良株に変貌するので短期筋には向かない。目先の為替変動に惑わされメザシを拾い集めているが、中長期の我々は黒マグロを1本釣りする。老獪株屋の本音。