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オリコ株価の低迷の原因の一つがオリコの外国人投資家比率2.1%で同業他社と比べて極めて低い。アイフル16%、クレディセゾン42%、ジャックス13%、みずほ銀行24%。今では東証の60%以上は欧米の外国人投資家が占め、国内投資家よりも影響力は大きい。外国人投資家は将来的に業績上昇に変化する銘柄は積極的に買ってくる。国内の大口投資家はオリコに慎重で様子見状態である。
そこで、外国人投資家を増やす提案メールを出した。オリコの英語版の有価証券報告書Annual Reportが1年に1回の発表のみで、外国人投資家に対して情報不足であることがオリコの知名度、認知度を下げている。四半期決算もIRニュースも英語版がない。
復配に関する情報や8月までに優先株買い入れ償還方針などの重要な情報の英語版がない。オリコはグローバル企業を目指して海外事業を推進している。海外投資家への情報提供をきめ細かく発表して海外からオリコへの投資拡大を狙うためにも英語版の四半期決算とIRニュースを随時発表すべきと提案した。

オリコからの回答では、貴重なご意見に感謝の言葉が書かれていた。外国人投資家比率が低いことはオリコ内部でも課題として認識している。業績が順調に上昇基調であるので英語版IR資料の発表の検討を進める。文面から外国人投資家への広報拡充を進め同業他社に劣らない外国人投資家比率を上げて行く。同業他社を超えた日本一の総合個人金融会社の実現に向けて邁進するという自信に満ちた決意が示された。

オリコの総株数17.1億株の見方を変える必要がある。みずほ銀行が将来有望なオリコを傘下にする戦略でJ種優先株を普通株転換して総株数49%に特定株が増えただけである。市場で売らない特定株と企業持合い、企業長期保有株の合計比率は86.4%に高まった。市場で売買される浮動株は個人、証券、機関、外人の合計で13.6%(2.33億株)小型株並みに少ない。浮動株の時価総額はわずか470億円。外国人投資家がオリコに狙いを付ければ470億円は微々たる資金で浮動株を全て買い占めできアイフルの16%に近ずけられる。12年前に業績回復と3円復配発表を好機として、オリコは安値76円から15.5倍の高値1176円へ3年かけて上昇した。今回は12年前の状況と酷似している。オリコ株主の方々は5月の本決算以降の秋口を楽しみにして頂きたい。