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自動運転、DeNAも発進 タクシーの実証実験開始
2016/3/1 0:08
 ディー・エヌ・エー(DeNA)が自動運転の可能性を探っている。29日、ロボット開発ベンチャーのZMP(東京・文京)と神奈川県藤沢市内で公道を走る自動運転タクシーの実証実験を始めた。ソフトウエア開発やインターネットを通じた情報管理など強みのIT(情報技術)を生かし、自動運転の先に続くサービスの実用化を描く。
 実証実験はDeNAとZMPが共同出資するロボットタクシー(東京・江東)が手掛ける。トヨタ自動車のミニバン「エスティマ」にレーザーセンサーやミリ波レーダーなどを搭載した専用車両が藤沢市内の住宅地とスーパー「イオン藤沢店」を結ぶ片道2.4キロメートルを走る。公募した近隣住民10人が参加し、3月11日までの予定で実施する。
 前方車両との距離を測って速度を調節したり、カーブで曲がったりといった操作は自動運転で実施。停止車両の追い越しに伴う車線変更や信号での停止は運転席に座る乗務員が担う。実験を通じて技術を検証し、2020年には無人運転タクシーの実用化を目指す。
 大手自動車メーカーが注力する自動運転で畑違いの分野から参入したロボットタクシーは勝ち残れるか。ロボットタクシーの社長を務めるDeNAの中島宏執行役員は自動運転の実用化には「モノが作れるだけでは不十分」と言い切る。サービスの可能性を探るアプローチは安全技術として自動運転を磨く自動車メーカーとはまったく違う。