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(株)みずほフィナンシャルグループ【8411】の掲示板 2021/07/10〜2021/07/16

朝日新聞は4日、箱田哲也論説委員による「3年目の愚策の極み」という社説を
載せた。「日本政府が2年前、半導体素材の韓国への輸出規制を強めたのは、
問題だらけの悪手だった。誤りは正さねばならぬ。過ちては改むるにはばかる
ことなかれ。」

箱田論説委員に、「歴史から学んだほうがいい」と教えてあげたい。
17世紀のヨーロッパでは、最先進国はオランダだった。いち早く世界規模の
通商網を築き上げて繁栄を誇った。イギリスとフランスはまともに競争しても
かなわないので憎悪と嫉妬心を燃やし、その地位を奪い取るチャンスを狙って
いた。イギリス政府公認の海賊がオランダの商船隊に襲いかかって積み荷を略奪。
さらにオランダとの貿易を全面禁止した。

オランダは悲鳴を上げ、「そんなことをしたら、イギリスも打撃を受けて苦しむ
だけだ」と主張したが、イギリスは聞く耳持たなかった。たしかに短期的に見れば
イギリスは苦しんだが、長期的に見ればライバルを潰しておいたほうが国益につな
がると考えたのだ。その後の歴史の展開は、イギリスの読みの通りとなった。
ニューアムステルダムはニューヨークに変わり、オランダは没落していく。

世界中で慰安婦像を設置し、反日プロパガンダを普及させようとがんばっている
隣国と、無理して友好関係を続ける理由などない。むしろ日本が多少苦しんでも
打撃を与えたほうが、長い目で見て日本の国益となる。歴史から学ぶとはそういう
ことだ。参考文献:岡崎久彦「繁栄と衰退と オランダ史に日本が見える」