IDでもっと便利に新規取得

ログイン


ここから本文です

北國銀行20代元行員の着服手口は  取引先の口座から融資金引き出す
2020年2月22日 福井新聞

 北國銀行(本店石川県金沢市)は2月21日、福井県福井市の福井支店に勤務していた元男性行員(26)が、福井県内の取引先4社に融資した資金など総額3億6600万円を着服していたと発表した。元行員は「融資を受ける実績を積めば、信用度が上がり優遇される」などと持ち掛け、4社の口座から融資金を現金で引き出し、着服する手口を繰り返していた。

⇒多額の融資金引き出され…不審点見抜けず

 不正流用額としては、同行でこれまでに起きた不祥事案の中で最大。返済されていない実際の被害額は1億5500万円とした。本店で記者会見した前田純一専務は「お客さまの信頼を裏切り、おわび申し上げる」と陳謝した上で、4社の被害額について「賠償も含めて今後誠実に対応していく」と述べた。

 同行によると、元行員は福井県内出身で、福井支店では法人の渉外係として約40社を担当していた。

 2018年8月から19年10月にかけ、取引先4社に対して融資の実績づくりとして借り入れを打診。3~6カ月の短期借入枠を使って融資を実行した上で、融資した資金は、銀行の金庫や存在しない別口座で保管すると伝え、客に交付しない手口を繰り返し、計3億3600万円を着服した。

 返済期日になると、4社のうちの別の取引先から着服した融資金で穴埋め。返済後は再び融資を実行する手口を複数回繰り返していたという。

 2020年1月末、4社のうちの1社から「元行員に融資金を預けているため、返済できない」との連絡があり、内部調査で発覚した。元行員は着服が発覚する前の19年10月に自主退職した。同行は元行員と複数回面談、不正流用についてはおおむね認めている。遊興費などに使ったとみられる。

 また内部調査で、元行員が県内の顧客2人に対して架空の高金利預金商品をうたって勧誘し、実際は定期預金を作成せずに計約3千万円を着服していた事案も発覚。ただ顧客に不審に思われて短期間で返還しており、被害額はないという。

 同行は石川県警に相談しており、前田専務は「元行員に対して厳正に対処していく」と話した。


8363 - (株)北國銀行、地銀の社内監査レベルって、農協JA並みなんだろうな。