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昔はさ、店内を歩くにも店員がついて回って正直『ウザイな』とも思ったが、
案内されていくうちに色々説明や提案があって、結果、満足な買い物ができたんだよ。
余計な物も買っちまったがね。

商販1本でやってる会社だからこそ、『攻めの営業』をするべきで、
ソファを買いに行ったら、
「このソファのイメージにピッタリなダイニングセットも御覧になりませんか?」
「照明もカーテンも意外に安いんですよ、提案させて頂けませんか?」
こんな感じで、館内を案内しながら提案できる『提案型の商売』はとても良くできた販売手法だった。

私も商売人だからよくわかるが、
必ず接客させてもらえるという大チャンスがあるだけで成約率は大きく変わる。
それが大塚家具の真骨頂であって、会社が大きくなった原動力でもあったはずだった。

しかしそれを捨て、ただ客が声をかけてくるのを待っている『待ちの営業』になった時点で、
この会社の行く末が決まったようなもんだったね。

私は長年ホルダーだったが、娘が乗っ取り、店内の接客が変わった時点で卒業した。
正解だったと思っている。

たださ・・やっぱ思い入れはあるんだよ。どこかで復活を願ったりね。
とうとうココまできちゃったか・・って寂しい気持ちになるよ。