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(株)キング【8118】の掲示板 2019/12/14〜

>>77

キングジムの電子付箋 販売計画の2倍速で売れた理由
コラム(テクノロジー)
2020/10/26 2:002099文字[有料会員限定]

「ブギーボード BB-12」は2700円(税別)。長さ86×幅86×厚さ5.5ミリメートルで、3.9インチの液晶画面を備える。リチウムイオン電池で稼働
「ブギーボード BB-12」は2700円(税別)。長さ86×幅86×厚さ5.5ミリメートルで、3.9インチの液晶画面を備える。リチウムイオン電池で稼働

日経クロストレンド
キングジムの電子付箋「ブギーボード BB-12」が売れている。付属のペンなどで液晶画面に文字を書く電子文具だが、データ変換や外部出力の機能はない。それでも2019年2月に発売すると年間販売予定数を約半年で達成し、一時的に在庫切れを起こした。人気の理由は付箋に徹して使い勝手を高め、余計な機能を付けなかったからだ。

BB-12は長さ86×幅86×厚さ5.5ミリメートルで、3.9インチの液晶画面を備える。スリーエムの75ミリメートル四方の紙の付箋より、一回り大きいサイズだ。電源をオン・オフする必要はなく、付属のスタイラスペンの他、爪や指など先がとがっているものなら液晶画面に直接、文字や線を書き込むことができる。書き心地は滑らかで、筆圧の強弱によって線の太さが変わる。操作性はまさに紙の付箋だ。

キングジムの開発本部電子文具開発部デジタルプロダクツ課長の八木正樹氏は、「オフィスや家庭で、付箋やブロックメモといった小さなメモの需要が高いことに着目して開発した」と語る。電話番号や備忘録、次にやるべきことなど、ちょっとしたメモを書くといった市場を狙った。BB-12の背面には小型のマグネットが付いているので、例えば冷蔵庫の壁など金属部分に貼り付けて使える。金属部分がない場合も、同こんしているマグネット付きのシールを介してBB-12を貼り付けることが可能。紙の付箋と同じような使い方ができるようにした。