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菱洋エレクが5%安 今期、経常益倍増計画も「回復ペース鈍い」
半導体商社の菱洋エレクが3日ぶりに反落。一時、前日比138円(5.0%)安の2638円まで下げた。11日の取引終了後、2022年1月期(今期)の連結経常利益が前期比2.2倍の19億5000万円になる見通しと発表したが、前期の大幅減益からの回復ペースが鈍いとの見方から売りが出ている。
 21年1月期の経常利益は前の期比59%減の9億500万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて海外でロックダウン(都市封鎖)が広がり、半導体の納入先である産業機器などの工場が稼働停止となって需要が落ち込んだ。今期について会社側は「(医療保険の病院窓口での手続きをオンライン化する)『オンライン資格確認』に関連する需要が寄与する見込み」(同社広報担当)と説明する。今期は3カ年計画の最終年度として売上高1100億円、営業利益30億円の目標を掲げていたが、1年先送りした。
 auカブコム証券の河合達憲チーフストラテジストは今期の会社側の経常利益予想について「(新型コロナウイルスの影響が出る前の)20年1月期の水準(21億円)には届いておらず、物足りなさがある」と指摘する。ただ、足元で株価の調整も進んできたことから、一段の下値余地は小さいとみていた。