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  • >>241

    そもそも適正価格は 1ドル 60円乃至70円

    これは1980年から2013年11月末までの円実効レート、月足チャートです。
    これを見て、私はハッとしました。というのは、最近の円相場を語る時、ドル円のレベルだけを見て「まだまだここからの円安余地はある」と感じておりましたが、実効レートを見た途端、【究極の円安レベル】に達しているのが、わかったからです。
    この円実効レートのチャートは、日本が変動相場制に移行した1973年から数年後の1980年から現在に至るまで、30年以上に渡り全ての数字が載っています。
    リーマン・ショックが起きた2008年9月の円実効レートは、85.89。
    そして最新の2013年11月のデータを見ると、実効レート: 77.61/東京市場ドル・円 スポット17時時点/月中平均: 100円04銭 と書いてありました。
    その後、ドル円は105円をうかがう展開となりましたので、実効レートのレベルは当然11月の77.61よりも低い=円安色の強い数字になっていると想像されます。
    過去に80を下回ったのは、いつなのか?と調べてみると、
    一番最近では円キャリートレード全盛期の2007年(120円台)となっており、
    それより以前では1980年代までさかのぼることになり、その当時のドル円は200~250円台となっていました。 アベノミクス効果で、「3桁のドル円」に目が慣れてしまったせいか、なんとも思わなくなっていましたが、こうして実効レートで『本当の円の実力』を検証してみると、変動相場制以降、3番目か4番目に円実効レートが低い(=円安)『異常事態』とも言えるようです。
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    「黒田シーリング」、それは、昨年初夏に市場参加者らにより設定された、ドル円為替での124円台後半~125円に覆いかぶさり一段の円安進行を阻止せんとした「天井」のことである。
    黒田日銀総裁は、衆議院予算委員会で「実質実効為替レートがここまで来ているということは、ここからさらに円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」
    と発言、中国ショックや原油価格崩落等に端を発した世界同時株安を経たドル円相場は現在110円をも大きく割り込み、振り返ってみると、確かにその天井は重要な節目となった。