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マミヤ・オーピー(株)【7991】の掲示板 2015/04/28〜2016/06/16

パチンコホール向け機器や券売機などの電子機器事業と総合ゴルフ用品などのスポーツ用品事業を展開。オリムピックとマミヤ光機が1992年に合併し、名称の変更を経て現在の社名となっている。11月4日大引け後に発表された決算では16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比80.1%増の7.4億円に拡大。通期計画は据え置いているものの、通期計画の12億円に対する進捗率は62.0%に達しており、5年平均の47.6%も大きく上回っている。現在はOEM新製品の販売と、紙幣搬送システムおよび紙幣識別機などの製品の販売が好調となっている。また住民基本台帳カード、IC運転免許証などにも対応するNFCと呼ばれる国際規格対応の非接触ICカードリーダーを展開しており、これらはすでに地方公共団体情報システム機構の適合性検証を実施済みとなっているが、マイナンバー制度に対応した個人認証適合のICカードリーダーなどの新製品の開発体制の強化も進んでおり、今後マイナンバー関連としての成長性に期待が持てる。さらにGPSと慣性航法を組み合わせた自社開発の自律走行制御システム「I-GINS」を開発しており、その第一弾として米芝刈り機大手と組み、ゴルフ場向け芝刈りロボットを本年度中に販売開始予定。マップデータを基に走行データを作成し、ゴルフ場の場合、一般的な広さのフェアウェイならば30分程度で芝刈りが完了する。これによって多大なコストを掛けるゴルフ場において作業コストを半減することが可能だ。同製品は2017年度までに世界で20億円の売り上げを目指すとする。なお、フェアウェイ上の障害物を検知する機能もあり、この機能については、現在上場が期待されており、自動運転技術やロボット技術を手掛けるベンチャー企業ZMPとの共同開発となっている。まずはゴルフ場のフェアウェイ用芝刈りロボットとしてされる同製品だが、「I-GINS」は他用途の車両へも搭載出来る為、今後は農機などにも展開するとしており、農薬散布や除雪などの業務にも利用可能となっている。これが実用化されればTPPに絡んで農業再生にも大きく寄与しそうだ。また現在、自民党などが次期国会で統合型リゾート推進法案(カジノ法案)の成立を目指している為、これが成立した場合、メダル払出機、券売機、紙幣搬送システム、紙幣識別機などを展開する同社にとって非常に大きな業績拡大への後押しとなるだろう。カジノ関連銘柄としても今後の伸びに期待したい。加えて内蔵無線機による通信機能によってナースセンター等の離れた部屋から確認できる「離床センサシステム」と呼ばれる介護機器の運用テストも開始しており、拡大する介護市場においても期待が持てるなど、成長の期待が持てる分野において多数の商品を展開する同社は非常に魅力的だ。■同社が秘めるテーマ性は・マイナンバー関連・ロボット関連・介護関連・カジノ関連・ZMP関連など多岐に渡り、材料も多く秘めている。株価は12月7日につけた211円を高値に現在は株式相場全般の流れに伴って調整が続いているが、下値に対する底堅さという点でも、株価が低い位置にある銘柄は強みを発揮しやすく、また年末相場では、多くの個人投資家から低位株への注目度が高まる傾向にあり、1月の高値圏から見ても現在の水準はまだまだ低い為、出遅れ感のある同社銘柄を推奨する。