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グローブライド(株)【7990】の掲示板 〜2015/04/28

>>7064

日本人で「カゴメ」という会社を知らない人はいないであろう
数多くの販売商品があるが、その中でも代表的なのはご存じカゴメ「トマトケチャップ」
ケチャップは海外メーカーはじめ代表的な商品が多い中で国内シェアー1位を維持している。

日本におけるケチャップの販売歴史は明治からと意外と長く、ケチャップは発売当初は瓶詰めだった
その後、カゴメは、昭和41年にチューブ入りケチャップを販売し消費者から大好評を得た。

ところが昭和63年にカゴメは製法と容器にメスを入れ、革新的な全面モデルチェンジを図る
新しい容器はファッション性と機能性を兼ね備えた独特のもので、材料も異質な素材の3層構造を採用し、
安全性と透明性を高めていた。また、キャップには片手で開閉できるヒンジキャップを採用し、
アメリカの製品のように逆立ちさせておくこともできた。理詰めで考えれば、新製品は多くの点で
チューブ入りより優れていた。が、予想に反し、消費者の反応は芳しくなく、ニューケチャップは販売不振に陥った。

20年以上にわたってチューブ容器に親しんできた消費者にとって、新しい容器はまったく
馴染まなかったのである。この出来事は、チューブ入り容器がカゴメ トマトケチャップのアイデンティティ
そのものになっていることを明確に示している。

平成元年に発売から1年足らずでカゴメは新容器の販売を止め、再び現在のようなチューブ入りケチャップを発売した。
元の容器に戻してからは従来の販売量に戻り、その後売れ行きは順調に推移している。

このことで言いたいのは、経営者は過ちに気付いたらすぐに軌道修正を行うべきだということである。

おそらく、あくまで私の推測だがカゴメは新容器による市場導入の失敗により、開発から発売、商品回収、入れ替え等
数百億円規模のコストをかけ、利益を無駄にしたが、失敗により得たこともあったに違いない。

食品の容器やデザインと会社名やロゴとは違うと反論される方も少なくないかもしれないがあえて申し上げる
私は、慣れ親しんできた企業名は少しでも残すべきと考えている。

グローブライドという分けのわからない社名を今後延々と使用し続けることで
ライバルとの競争力に負け、また得るべき売上、利益を他社に奪われることは目に見えている
「釣り具」世界トップメーカーと自負するのはいいが、今の株価の低迷が会社の実力を物語っている
ちなみに、世界と戦う日本のトップメーカーの株価は少なくとも4桁には届いているのだ
経営者はことの重要性を認識し早目の対策を是非打つべきである。

  • >>7074

     確か社名変更の経緯は、社長が「社名を変更したい」と佐藤可士和氏に依頼して、佐藤可士和氏が思い付いた案の中から、グローブライドが選択されたと言う様な記事を見たことがあります。
     そもそも「社名を変更したい」と考えた理由が、当時の大株主の意向とか、圧力が有ったのかどうかは知りませんが、依頼人と依頼先が共にブランドについてシロウトだったと言う事でしょうか。
     自分は一応、上場会社のブランド責任者をやってますが、間違ってっもダイワ精工→グローブライドにいきなり変更するような乱暴なことは怖くでできません。
     何の関連性の無い社名に変えるとブランド価値0からスタートなので、ユーザーに浸透して以前と同様の著名な状態に戻すまでに、多大な費用と時間、そしてロスが生じることは普通の人でも判ることだと思います。
     まあ、今回の場合は「グローブライド」の単語の意味自体も理解できないユーザーが多いと思うので、特定の観念が浮かばず覚え難い点でも以前よりマイナスでしょう。
     唯一メリットがあるとしたら、今から「短く」、「良い意味」の単語で世界で各国に商標を登録しようとしても、そう簡単には行かないですが、グローブライドだったら「長く」、「造語に近い組み合わせの単語」なので各国での各商品区分への商標登録は楽だと思います。
     結論としましては、社名は「ダイワ精工」に戻すか、「ダイワ○○○」みたいな、以前のブランドとの関連性が理解しやすい社名に再変更することが望ましいと考えます。