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任天堂(株)【7974】の掲示板 2024/12/31〜2025/01/14

ソフトの互換性を実現させるもうひとつの仕組みがコンテナ技術です。今のコンピュータの基本システムはとても複雑で多様な環境となっていて、それらの組み合わせで膨大なことが可能ですし、それらの多くの要素は、それらそのものが持続的に開発され続けていて、定期的にバージョンアップされ、それらも新しい要素が入りますから、システム的には別の製品と考えなければなりませんから、それまで考慮した要素の組み合わせは天文学的な数になります。

そのため、それら全ての組み合わせを全てテストすることはできませんから、現実的にはよく使われる要素のある時点でのバージョンに限定したテストになり、これがバージョン管理と言われるものです。

ところが、スイッチのようなコンピュータプラットホームでは、複数のソフトを同時に利用することがあり、するとそれらで利用している共通のライブラリ環境などのバージョンがソフト毎に異なることがあり、そこでソフト的な機能の衝突や、未知の不具合が発生することがあります。

こうなると、その原因の特定や原因の解決に膨大な手間がかかる事になり、現実的に対処できなくなります。

そこでの対策として、ソフト毎に全ての動作環境をまとめてテストして確認された環境を、全てまとめてパッケージ化してしまい、ソフトの入れ替えでは、パッケージ全てを入れ替える運用をすることで、複数のソフトによる相互干渉の問題を回避します。これがコンテナ化ということです。

実は、スイッチでもこのコンテナ技術が使われているので、ソフトの動作環境の整合性が高いレベルで維持できる、ソフトの互換性を高く保てます。

さらにスイッチでは、同時に一本のソフトしかインストールさせないという仕様になっていて、このコンテナの運用はさらに厳密に実現できます。

この仕組みもソフトの高い互換性の実現に寄与しています。

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