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投資の基本のやり方も、高度なやり方も、元となるロジックは簡単であり、こうやったら儲かったし、その証拠に儲かったことを示すから、それを信じて、それと同じパターンを探せば儲かる、というものです。

そのやり方がどれだけ高度に見えても、基本のロジックは同じです。

要するに反復性のある現象を見つけ、その山と谷に応じて売買をするということです。

反復性とは自然界の現象であり、その基本には変化はないということが前提となっています。バネは伸び縮みしますが、基本の長さは変わりません。

しかし自然現象に人間が介入すると、この反復性が崩れます。知識の蓄積を持つ人間は、自然の法則を理解し、その応用を高度に進めることで、自然現象を支配下に置くことができるようになりました。

もちろんその応用にも限りというものがあり、飽和点までは技術は進行し、そこで定常的な状態に移行します。

この技術の進歩の波は、今は半導体を応用したコンピュータ技術の領域にあり、不可逆的な進歩をしていて、今はその進歩の最中にあり、その未来はまだ見えていません。

反復性のない世界であるということです。

任天堂の株価が、通常のアナリストには予想できない理由は、その得意とする領域の違いにあります。

証券アナリストの得意とするものは、反復性のある領域のことです。そこでなら、彼らの経験やツールは役立つ可能性があります。

しかし、任天堂が属するコンピュータの分野では、この反復性の影響力は少なく、それよりも不可逆的な技術進歩の影響がとても強い領域です。

しかも任天堂は、ソフトを作る会社であり、さらにそのソフトを開発し、搭載し、流通させる、コンピュータプラットホームの提供者でもあ流ため、その技術進歩の恩恵を多様な側面で享受しています。

その享受の仕方のところから考え、それの効果の連鎖的な流れも把握していないと、任天堂の不可逆的な進歩の未来は見通せません。