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任天堂(株)【7974】の掲示板 2019/12/06〜2019/12/09

任天堂の凄さは、1980年にゲームウォッチを開発したことと、そこを開発の核として、そこから玉ねぎのように、一貫した開発を継続し、すべての経験を積み重ねてきていることです。

昔は技術がありませんから、単純なことで面白さを実現するために工夫しできたのですが、そのことが純粋なゲームの面白さとは何か、ということに関する知見を高めさせたはずです。

ゼルダ夢島はゲームボーイ用に開発されたソフトですが、それのリメイクをスイッチ環境上で行い、高い評価を得ています。

ゲームの深層構造であるゲームの骨組みは技術のない時代のゲームボーイ用のものであり、表層の表現だけを最新技術を使い化粧直ししただけの製品ですが、それが市場で高く評価されたことは、ゲームの表層と深層の関係について注意して観察すべき現象です。

いわゆる高画質とか、リアル表現とかいうことは、表層の問題ですが、その表層の表現をリアル化するということはどういうとこなのかを深く考えるべきだということです。

リアルということは個別性を強調するということになりますが、それはある人類の集団には好まれますが、それ以外の集団には違う印象を与えるということです。

欧米向けの表層、アジア向けの表層、中東向けの表層、各性別向け、各年齢向け、などなど、市場を細分化して、最適化すると言うことです。

これは任天堂以外のメーカーの方法論です。

これに対して任天堂の方法論は、出来るだけ細分化をしないで、どこにの誰にでも好まれる表層の表現を追求しています。困難なことですが成功すれば効果は抜群です。

ディズニーなんかもこの方向で努力しています。ポカホンティスなんかはその例です。

ここはこれからも深く考えるに値するポイントです。