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ーー普通の企業”が手を出さないニッチに進出ーー

イリジウムルツボ容器が何に必要なのかといえば、意外になくてはならない
ものに使われている。
例えば、必要な周波数の電波だけを送受信し、ノイズの原因となる不要な
周波数をカットするスマートフォンの主要デバイス「弾性表面波(SAW)
フィルター」を作るための結晶(リチウムタンタレート)の育成に欠かせない。

イリジウムは高価で、1g当たり20000を超える高価な金属だが、
ルツボは過酷な環境下で使われるため、1~2年もするとぼろぼろになる。
フルヤ金属はひしゃげたり、摩耗したりした顧客のルツボを預かり、
1ヵ月~1ヵ月半という短期間で新品同様によみがえらせる技術も確立して
いる。
こうして国産初のイリジウムルツボの開発を成功させてから38年で、
「結晶育成用イリジウムルツボ」において世界シェア7割を占めるまでに
なった。

そして――。7~8年ほど前から、ルツボと並んでフルヤ金属を潤わせる
ようになったイリジウム製品が有機ELの燐光材向け1次材料だ。


ーー高生産を可能にした技術ーーー

フルヤ金属のすごみは生産効率の高さにある。
高純度イリジウム「化合物」の製品の最終形態に持っていくまでに、
まずイリジウムの塊を液化しなければならないのだが、ここに他にはない
技術があるのだという。
イリジウム化合物を国産化したいであろう韓国・中国勢が、喉から手が
出るほど欲しがるはずの工程とはどこを指すのか。
極秘とされるこの工程を経ると、通常、数ヵ月かかるイリジウムの液化が
1週間程度に短縮される上、その後の作業効率まで良くなるという。
特殊な工程は、厳重に管理されており、社員でも限られた者しか近づけない。
まさにフルヤ金属の秘中の秘といえる。

(技術・研究)
ーーIr微細加工技術ーーー
ーー超高純度材料ーーー
ーー次世代圧電薄膜向け材料 AlSc, Al合金ーーー
ーーFT-eco触媒の技術開発ーーー
ーー元素間融合を基軸とするナノ合金の量産技術の開発ーーー
ーー脱炭素化に貢献する革新的な PEM 型水電解用触媒技術開発と実証ーーー