IDでもっと便利に新規取得

ログイン


ここから本文です

計画によると、対象は20歳以上でほぼ視力を失った重い患者2人。京都大が健康な人から作って備蓄しているiPS細胞を使い、視細胞のもとになる細胞を作製。直径約1ミリのシート状に加工して患部に移植し、正常な視細胞に成長させ、光を感じられるように改善を目指す。移植後、1年間にわたる経過観察で安全性や有効性を確認する。

 同病院には計画の事前審査を行う機関がないため、昨年11月に大阪大の有識者委員会に審査を申請。2月に了承されて同月、厚労省に申請していた。

 計画を主導する同病院の高橋政代研究センター長は、理化学研究所のプロジェクトリーダーだった平成26年、「加齢黄斑(おうはん)変性」という別の網膜の病気の患者にiPS細胞を使った世界初の移植を実施した。

 iPS細胞を使って目の病気を治療する研究は、大阪大も昨夏、角膜が濁り視力を失う「角膜上皮幹細胞疲弊症」の患者に移植を実施。同病院で実施されれば3つ目の病気となる。