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本日発売の「株式手帳 6月号」の「今月の特選株」の一部から。

因みに、(時価:日付不明)3130.0円、(目標値)3778.0円。

(7751)キヤノン

>注目点

 高収益企業に回帰するため、07年以降に産業機器、商業印刷、ネットワークカメラ、医療機器(CT国内首位、世界3位の東芝メディカル) の有力企業を買収し、生産、販売面で構造改革を進めた。

 25年12月期を最終年度とする中期5カ年計画では、これら事業の成長を加速させ、過去最高となる売上高4兆5000億円以上、営業利益率12%以上を目指す。配当性向は借入金返済を終える23年12月期以降50%とした。

 4月26日発表の今22年12月期第1四半期(1~3月)決算は前年同期比4%増収、同8%営業増益となった。半導体不足やコロナ禍による生産遅延、供給網混乱の影響を受けたが、製品需要は総じて堅調に推移している。

 今期は在宅勤務などの定着でプリンタが好調、オフィス稼働率の回復で複合機需要も増加、新規受注増のデジタル商業印刷も19年の水準近くまで回復する。

 カメラは対前年比5%増の565万台を計画。需要好調のフルサイズ、EOS Rシステムの強化を図り、ミラーレスカメラで世界シェアトップ確立を目指す。ネットワークカメラは映像解析など用途が多様化する顧客ニーズに合わせてソリューションを拡充する。

 CTは前期に補正予算により大幅増となった反動はあるが、医療正常化に伴う更新需要や、納入増に伴いサービス収入が増加する。米国の販売組織再編などでCT世界トップを目指す。AIによる画像再構成技術や読影支援を搭載した製品群の本格販売も始める。

 半導体露光装置はIT技術の進化やコロナ禍による社会変化、経済安全保障上の理由から各国で投資拡大が続く見込み。販売台数は21年12月期の前の期比18台増から、今22年12月期は同42台増の182台を計画している (KrF45台、i線137台)。

 i線での高い競争力を維持し、KrFのシェア拡大も目指す。また、15ナノ以下の線幅を安価かつ安定的に製造可能な露光技術「ナノインプリント」もすでに量産レベルに達し、注目したい。有機EL製造装置はノートPCやタブレット関連が堅調だ。