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katakirauwa 強く買いたい 2014年11月28日 19:23

レクサス、車体にアルミ トヨタが17年から大幅採用
2014/11/26 2:00[有料会員限定]

 トヨタ自動車は2017年から車体へのアルミニウムの採用を増やす。高級車を中心にボンネットやバンパー、ドアなどの素材を切り替える。車体重量は最大で100キログラム減る見込み。軽量化でガソリンの使用量を抑え、燃費性能を上げる。米フォード・モーターなどもアルミの採用を進めており、鉄主体の自動車づくりが変わる可能性がある。

高級車「レクサス」のモデルチェンジに合わせてボンネットやバンパー、ドア、「フェンダー」と呼ぶタイヤ周辺部でアルミに切り替える。上位モデルであるセダン型の「LS」(約850万円から)や「GS」(約530万円から)から順次導入する。

 トヨタでは現在、レクサスやハイブリッド車(HV)「プリウス」の一部車種でボンネットなどにアルミを使っている。

 田原工場(愛知県田原市)などでアルミ専用の組み立てラインの導入を検討する。数十億円規模の投資を想定している。

 車体重量が1~1.5トンのガソリン車が100キログラム軽くなると、燃費は1リットル当たり約1キロメートル改善するといわれる。レクサスのLSは2~2.4トン、GSは1.6~1.9トンのため、1リットル当たり500~700メートル向上することになる。

 アルミの価格は鉄より約3倍高い。トヨタはアルミの大量調達や基幹部品の共通化などで原価を下げ、価格上昇を抑える。

 米国ではメーカーが販売した全車の平均燃費を下げる規制が段階的に強化されている。フォードは年内にも発売する主力ピックアップトラックの車体にアルミを全面採用する計画だ。欧州でも独メルセデス・ベンツやBMWも高級車のボディーの一部にアルミを取り入れている。

 日本ではUACJや神戸製鋼所が車用アルミを生産している。世界最大手のトヨタが本格採用することで、新日鉄住金などの大手鉄鋼メーカーが鉄を通じて長く支配的な立場を築いてきた素材供給の姿が変わる可能性がある。