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(株)ナイスクラップ【7598】の掲示板 2015/04/08〜

<ZOZO、アパレルと「復縁」 4~9月営業益最高>
  ― ブランド50店超増加 、オンワード再出店 ―

本日の日経の記事だが、ZOZOが漸く本来の姿に戻った
ようだ。

”アパレル不振のなかで、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」
を運営するZOZOの存在感が高まっている。新型コロナウ
イルスで外出を控える消費者の利用が増加。独自の値引き
制度で退店を招いた一時の「ゾゾ離れ」から状況は一変し、
ブランドの出店も増える。沢田宏太郎社長は前任で創業者
の前沢友作氏とは対照的に、ブランドとの協調路線をとり
つつデジタル化を急ぐ方針だ。”

今回の記事で一番注目に値する内容は以下の社長の談話。

”売れる商品作りはブランドの仕事。餅は餅屋。
        もうプライベート(PB)は作らない” 
                
まあ、これは従来進めていた自社商品の比率増大政策の大
転換だ。このことはアパレル業界に詳しい人なら常識なこ
となのだが創業者の前社長前澤氏はご存じなかつたらしい。

服飾業界は「大きくなるとつぶれる」はもう定説に近いが、
ユニクロのような例外もあるからなんとも言えない・・・
しかし以下のユニクロのHPにあるユニクログローバルブラ
ンド調査(2016年12月調査 )にあるように、ユニクロは
「流行」よりも「実用性」に比重が高いからその分「見切
り売りが少ない」ことが生き残っている一番の要因かも知
れない。

※” パリでのユニクロのイメージは、「実用性(24.3%)」
「ファッション性が高い(22.8%)」、「素、「形・シル
 エットが良い(17.6%)」、 「コーディネートしやす
 い(16.2%)」が続き、よりファッションアイテムとし
 て自分のスタイルに取り入れやすいイメージがある。”

今回のZOZOの方針転換、「自社商品開発のリスク」がほぼ
解消することは実に大きい。今年50年代~80年代の服飾業
界をリードしていたレナウンが破綻した。また1990年代後
半~2000年代前半にかけギャルブームをリードして一世を
風靡したセシルマクビーも今年全店閉鎖した。「流行」が激
しい業界ほど「見切り売り」が常識になり、これが命取りに
なり時代とともに衰退・消滅を繰り返す。

まあ、今回のZOZOの新社長の英断・・・・
     この会社が息を吹き返すことは・・・ 必然!^^