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ここは中長期で考えている人と短期で利ザヤを取りたい人の握力差がかなり乖離しており、出来高が大きいうちは仕手化してしまって、株価はここ数日のような想定外の動きを見せるようです。1日の出来高が平均10~20万株に減るまでは一定のレンジ内で荒い値動きが続くのではないかと個人的には思います。「閑散に売り無し」という相場格言がありますが、この銘柄の真の評価は相場が閑散になってからなされるように思います。

各医療機器メーカーの今後を考える場合、国策の柱である医療費の抑制に対してどういう戦略をとるか、という点が勝負の分かれ目になります。日本だけで商売している限りは「公定価格の見直し」というリスクからは絶対に逃れられません。既に世界最大規模のボストンサイエンティフィックと提携し世界市場に先鞭をつけている朝日インテックのほうがPERが高く将来の株価を織り込んでいるのは合理的に思えてきます。

中長期でみて日本ライフラインの本領が発揮されるのはこの「海外展開」が本格化してからでしょう。東証1部昇格時のインタビューでも社長が話されていましたが、この会社の自社製品はほとんどが日本国内のみで流通されており海外展開はこれからです。裏を返せば、それだけ成長余力が残されていることであり、私が朝日インテックではなく日本ライフラインを買う理由はそれです。

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2016/11/28-27251.html

この短いニュースを読むと「イタリアから販売を開始」と具体的な事が書かれています。欧州から展開していくことは最新の四季報にも書かれているのですが、ここではより具体的に「イタリアから開始」と書かれています。「なぜイタリアからなのか?」という点に注目しつつこの会社のことを調べてみるといくつか興味深い事がわかってきます。長くなるのでこれ以上は書きませんが、おそらく期末決算時に今後の海外展開に関するプロジェクトの進捗状況と業績への寄与度が具体的に語られると思います。