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さすがに「日本最大級の医療機器メーカー」の動向を聞くと胸がざわざわしますね。

テルモが急速にM&Aや増産に傾いているのは確かでしょう。昨年末より世界最大手のボストンサイエンティフィックと朝日インテックも協業を始めましたこともあり、この業界でも協業や再編が加速しつつあるようです。今年は企業買収や傘下入りの話がにわかに増えると思います。

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下記は少し古い記事ですが、業界での日本ライフラインの立ち位置がわかると思います。

https://www.patentresult.co.jp/news/2015/08/catheter.html

ひと口に「カテーテル」や「ガイドワイヤ」と言っても、臓器の部位によって性能や機能が全然違うわけで、総合力ではボストンサイエンティフィックとテルモの2社が圧倒的に上を行きますが心臓に特化した特許数では日本ライフラインが3位です。

ボストンサイエンティフィック(時価総額3.6兆円≒320億ドル|特許数82件)
テルモ(時価総額1.6兆円|特許数80件)
朝日インテック(時価総額3000億円|特許数29件)
日本ライフライン(時価総額930億円|特許数56件)

つくづく、すごい会社だなと私は思います。

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ただ、こう株価が低迷してしまうと本当にTOBされる可能性もあります。あくまで一時的な動きだとは思いますが、仮に中長期でこのままの相場が続くようでは、良心的でクレバーな投資家である片山さんだって見切りを付けざるを得ないと思います。カリスマとは言え、個人投資家ひとりの動向でイナゴが群がって株価が上下するのは戴けませんし、彼もそんなことは望んでいないと思います。もっと純粋な「投資家としての高み」を持っている人のように思えます。

おそらく現状の株価の2~3倍のプレミアでこの会社を買収したい会社はいくらでもあるように思いますし、それはそれで出口戦略としてはアリなのかもしれませんが、せっかくなら世界を目指してもっと大きく育ってほしいなと思います。大投資家には及びませんが、私もポートフォリオの大部分をこの会社で勝負するつもりですので、「投資家としての高み」に応えられる業績を期待したいです。

「株券ではなく、ビジネスを買うという投資姿勢が必要です」(ウォーレン・バフェット)