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こんな相場でも強いね。


消費回復が本格化―増税影響一巡、小売決算も好調、アダストリアなど注目

株式新聞
 消費の好調が企業業績に反映されつつある。25日発表のJ.フロント リテイリング<3086.T>の16年2月期第1四半期(15年3-5月)の連結営業利益は、主力の大丸松坂屋百貨店を中心に前年の高いハードルを乗り越えた。衣料品の西松屋チェーン<7545.T>も16年2月第1四半期の好決算をきっかけに株高が加速。こうした状況を踏まえ、高収益が期待される銘柄を積極的に狙いたい。

 Jフロントの第1四半期の連結営業利益は前年同期比1.5%増の107億円。前年同期は消費税増税前の駆け込み需要が発生した関係で利益水準が高かったが、インバウンド(訪日外国人観光客)や富裕層の需要を着実に取り込み、増益を達成した。

 26日に年初来高値を更新した西松屋チェーンは、第1四半期決算を発表した19日以降、株価が約9%上昇している。同期の営業利益(単体)は前年同期比35.3%増の22億円。既存店売上高が同0.9%増と堅調に推移するなか、値下げ販売を抑えて粗利益率も改善した。証券会社の目標株価引き上げもあり、見直し買いを呼び込んでいる。

 総務省の5月の家計調査(速報)によれば、物価変動影響を除いた消費支出は前年同月比4.8%増に拡大した。消費増税の影響が一巡し、耐久消費財や食料品の需要が上向いている。企業の賃上げも追い風に、今後も小売中心に消費セクターに資金が流入する展開が続きそうだ。

 この日は急騰した西松屋チェーンのほかにも、ビックカメラ<3048.T>やマツモトキヨシホールディングス<3088.T>、良品計画<7453.T>などの小売株が値上がりした。小売は2月期決算企業が多く、来週から第1四半期決算の発表が本格化する。有力銘柄を先回りして押さえておきたい。

 既存店売上高などから好決算が予想されるのは、衣料品専門店のアダストリア<2685.T>、地方スーパーのサンエー<2659.T>、外食のリンガーハット<8200.T>など。このほか、割安感のある中食のハークスレイ<7561.T>にも注目したい。

[ 株式新聞速報ニュース ]
提供:モーニングスター社