スズキ(株)【7269】の掲示板 2017/04/15〜2017/07/05

>>985

今回のテールランプのアースの件について真偽のほどは解らない。
ただ言える事は、今回のことに限らず自動車のことを少しばかり検索して調べてみたりして解ったことは、自動車は法律の塊であると言うことだ。
例えば、ヘッドライトについても道路運送車両法で、その取り付け位置や明るさ等々、事細かく規定されてその範囲を超えることは出来ない。
その結果デザインでさえその法律の影響を受けているのだ。
例えば昔スーパーカーライトとも言われたリトラクタブルヘッドライトも法の規定を守るために生み出されたわけだ。
そのように今もヘッドライトやテールランプはもちろんすべての部品や点検方法に至るまで事細かく数値化されて規定されている。
もちろんリコールについても道路運送車両法で規定されているが、「自動車の製作者が届ける」ことになっている。
つまり、この製作者とはメーカーのことだが、メーカーが自ら国土交通省に届出を出せと言うことになっている。
これは、どういうことか、自動車の構造について数値化され細かく規定されていたのに、リコールについては、非常にざっくりしていて、しかもそのすべてはメーカーに任されているようなものなのだ。
このざっくりした規定が昔からリコールでいろいろな問題を生む原因となっているのではないだろうか？
特に何十年も昔の場合だったら、リコールなんてメーカーの都合で都合の良い時期に発表されるのが普通だった。
そんなことはベテランの整備士に聞けば直ぐ教えてくれるだろう。
だが、最近は現行販売車でさえリコールの対象になることは良くある。
でも基本的にはリコールについて、道路運送車両法のざっくりした規定は変わっていないのだ。
今回のスズキの件について審議のほどはわからないが、リコールのざっくりした規定が、不正を生みやすい土壌となっているのだ。