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ソニーと同じ TOBか

ソニー、金融事業を完全子会社化 4000億円でTOB
ネット・IT エレクトロニクス フィンテック
2020/5/19 13:30
1318文字
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ソニーはソニーフィナンシャルホールディングスを完全子会社化する
ソニーは金融事業を手がける上場子会社のソニーフィナンシャルホールディングスを完全子会社化する。約4千億円を投じ、TOB(株式公開買い付け)を実施する。ソニーが持つ人工知能(AI)などの技術と、銀行や生損保を傘下に抱えるソニーフィナンシャルの金融ノウハウを融合。こうしたフィンテックを活用したサービスを展開し、安定収入のある金融事業の成長を加速させる。浮き沈みの大きい家電や映画などの主力事業を補える体質への転換を急ぐ。
19日午後に発表する。世界では中国のアリババ集団や米アップルといったIT(情報技術)大手が金融事業を拡大し、中国では電子決済が広く普及した。ソニーがフィンテック領域を強化することで、こうした社会インフラの変化につながる可能性もある。
今夏をメドに完全子会社化する予定で、ソニーフィナンシャルは上場廃止となる。ソニーは約65%を出資しており、TOBで残る35%の株式取得を目指す。買い付け価格は1株あたり2600円前後と、18日終値(2064円)より3割程度高い水準となる見通しだ。
ソニーフィナンシャルの総資産は約14兆5千億円と、上場している事業会社系の国内金融機関として最大。損保ではネットなどを通じて販売する自動車保険の売上高が17年連続トップだ。ソニー銀行の預かり資産残高は約2兆6千億円で、外貨預金も3メガ銀などに次ぐ規模だ。
ソニーは新型コロナウイルスでテレビなどのエレクトロニクス事業が落ち込む一方、ゲームや音楽など継続課金型の「サブスクリプション」型モデルで収益を安定させる構図になってきている。安定収入を見込める金融事業の取り込みもこの延長線上だ。自動車に搭載した画像センサーの各種データを安全運転に活用し、自動車保険に生かすことなどが想定される。